ギャラリー  ときの忘れもの

カテゴリ: 三上豊のエッセイ

三上豊「今昔画廊巡り」第22回 ガレリア・グラフィカ

三上豊「今昔画廊巡り」 第22回 ガレリア・グラフィカ  オーナーだった栗田玲子さん(1941-2023)には、著書に『画廊の扉をあけて』(2000年、講談社)がある。開廊30周年を記念して発行されたようだ。  栗田さんは、1964年東京教育大学(現・筑波大学)文学部を卒業後 …
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三上豊「今昔画廊巡り」第21回 承前紀伊國屋画廊

三上豊「今昔画廊巡り」 第21回 承前紀伊國屋画廊  前回を書き上げたのち、画廊に勤めていた矢島登喜子さんにお会いする機会を得た。矢島さんは、1970年代初頭から92年まで、紀伊國屋書店事業部事業課に所属、支配人のもとでアルバイトとともに画廊の運営に携わった。   …
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三上豊「今昔画廊巡り」第20回 紀伊國屋画廊

三上豊「今昔画廊巡り」 第20回 紀伊國屋画廊  今回は少し回り道をする。上野は東京国立博物館の裏手に「東京文化財研究所」がある。別に上野に行かなくてもいいのだが、アナログ系の私はついこう書いてしまう。パソコンから入っていただき、項目の「東文研 総合検索」を …
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三上豊「今昔画廊巡り」第19回 ギャラリーNWハウス

三上豊「今昔画廊巡り」 第19回 ギャラリーNWハウス  東京メトロ東西線、早稲田駅を降りて、高田馬場方向へ早稲田通りを行くと右手にコンクリート打ち放しの6階建てがある。1階は現在、洋食屋さんで美味しそうな趣だ。ここでギャラリーNWハウスが閉廊企画「FRAGMENTS 19 …
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三上豊「今昔画廊巡り」第18回 日辰画廊

三上豊「今昔画廊巡り」 第18回 日辰画廊  日辰画廊の芳名帳は1枚紙、毛筆で書くもので私には苦手だった。どうしてそのようにしたのかとオーナーの小泉詢子さんに尋ねたことがある。ノート式だと余りがでるし、綴じて作家に渡したかったそうだ。  画廊は銀座4丁目3−1 …
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三上豊「今昔画廊巡り」第17回 内科画廊

三上豊「今昔画廊巡り」 第17回 内科画廊  このブログでは、筆者が訪れたことがある画廊を対象としてきた。しかし、たまたま今年、編集に関わった『内科画廊 写真帖 1963―1967』を公開することができたこともあり、今回は特別編となる。  内科画廊は、新橋駅近く、港区 …
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三上豊「今昔画廊巡り」第16回 フジテレビギャラリー

三上豊「今昔画廊巡り」 第16回 フジテレビギャラリー  都営新宿線曙橋駅を下車、あけぼのばし通りに入り、右手の急な階段を上ると左手にフジテレビが見えてくる。かつては。今では高層マンションが建ち、その高層階からは富士山が見えるのかと思う。1970年4月、フジテレ …
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三上豊「今昔画廊巡り」第15回 調布画廊

三上豊「今昔画廊巡り」 第15回 調布画廊  何年かぶりに京王線の調布駅におりた。駅が地下になっていることは体験していたが、外に出て様子がすっかり変わっていたことに驚いた。目当ての調布画廊の場所へは駅から数分、マンションの1階(調布市布田1−43ー3)だったが …
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三上豊「今昔画廊巡り」第14回 ギャラリー山口

三上豊「今昔画廊巡り」 第14回 ギャラリー山口  銀座3丁目交差点、松屋から昭和通り方向へ、2本目の十字路の斜め左向かいあたりにレンガ装のビルがある。そのヤマトビル3階にギャラリー山口が開廊したのは、1980年3月のことだった。オーナーの山口祅子さんは、1943年 …
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三上豊「今昔画廊巡り」第13回 ギャラリー葉

三上豊「今昔画廊巡り」 第13回 ギャラリー葉  1984年2月某日、ギャラリー葉のある2階からの階段を降りると美術評論家の北澤憲昭氏に出会った。「どうだった」と聞かれ、「なんか黒い円柱が並んでて、その上に水があって、それほどのもんではなかった」と言うと、「え、 …
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