ギャラリー  ときの忘れもの

001_外観1
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年賀状の季節です。
印刷の手配はしたのだけれど、年賀切手を買うのをぐずぐずしていたら、最寄の外苑前郵便局では売り切れと言われ慌てました。隣の駅まで行って赤坂本局に駆け込んだら200枚しかないと言われガックリ。それじゃどうしたらいいんだと訊いたら丸の内に行けばあるとのこと。例の解体か保存でもめた中央郵便局は工事中で、その機能は東京駅周辺にいくつもの分局に分かれていて不便極まりない。何とか年賀切手を購入できましたが、おかげで何年ぶりかで丸の内周辺を歩き回りました。
いや、驚きました、丸の内の様相が一変していました。
東京駅フェンス1東京駅フェンス2
東京駅も大改修の最中ですが、工事フェンスには設計者・辰野金吾と東京駅の建築経緯がパネルになってずらっと展示されている。なかなか見事で思わず立ち止まり読みふけりました。
どなたが発案したか知りませんが、歴史的建造物保存の取り組みへの熱意の表れでしょう。

三菱1号館1三菱1号館2
東京駅から有楽町にいたる街並みは、とんでもなく高いビルができたかと思えば、馬場先通りと大名小路が交わる交差点に赤レンガの「三菱一号館」が復元されるなど、従来のビジネス街からおしゃれな観光地になったかのよう。

三菱1号館3三菱1号館4
昭和43(1968)年、私が大学卒業の頃、取り壊された「旧三菱一号館」は明治27年日本初のオフィスビルとして、ジョサイア・コンドルが設計、煉瓦造3階建て、地下1階。現場主任はコンドルの弟子(辰野金吾と同じ東大建築学科の一期生)、曾根達蔵でした。

三菱1号館5三菱1号館6
三菱地所が“丸の内再開発事業”の一環として復元を計画したのはまことに喜ばしい。創建時と同じ約230万個の赤煉瓦を積み上げ、当時の設計図や保管部材を使用するなどして往年の姿を忠実に復元、生まれ変わらせ、竣工記念展として「一丁倫敦と丸の内スタイル」が開催されているのでのぞいてきました。
図面、記録写真、復元された家具やノブなども面白かったのですが、1926〜27年頃の丸の内界隈を撮影した日本郵船の記録映像『To the Sunny East』が収穫でした。当時の三菱1号館はじめ郵船ビル、帝国劇場などが写っています。道幅も広く、自動車、自転車、歩く人々など、震災復興のモダニズムが良くわかります。

来年4月からは美術館として開館するとのこと、新しい名所になるでしょうね。お正月のお薦め空間です。
≪一丁倫敦と丸の内スタイル≫
会場:『三菱一号館・美術館』 
会期:2009年9月3日(木)〜2010年1月11日(月・祝)
[火・土・日・祝]10時〜18時、[水〜金]10時〜20時
休館日:毎週月曜(但し、祝日の場合は開館し翌日休館)、1月1日
入館料:500円
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. みやのこ
    • 2009年12月31日 16:20
    • はじめまして、
      私はこの建物を知ったのは小学生のころに「日本の歴史」という図鑑に、明治期の近代建築として先代建物がカラー写真入りで紹介されてたのを見たのがきっかけでした。
      そして現在、ほゞ完全なる形で再建されたこの建物にての展示イベントに二度私は足を運んできましたが、都心のド真ん中にあるこの建物の内外は再建したとはいえ明治の香りがプンプンしており、いつ見ても飽きの来ない建物でホント良かったです。
      今度こそは往年の一丁ロンドンを語り継ぐうえで、是非とも後世の方々のために末永くこの建物は残してほしいものです。
      それでは、この辺にて失礼いたします。
    • 2. ときの忘れもの亭主
    • 2010年01月04日 09:28
    • >みやのこさん
      ブログをのぞいていただきありがとうございます。
      古い建物が次々に壊されていく中で、今回のような復元が一等地の丸の内街で行なわれたことがとても重要だと思います。
      明治村のような保存もいいのですが、やはり建物は使われてこそ生きてきます。
      このような動きの今後に期待しています。
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